じゃ、やってみよう!
はじめに

粘土を練る

まず、ここで使用する粘土はPMC3です。この銀粘土は乾燥しやすいので、なるべく手で直に触らずに作業するように心掛けます。練る時にはラップを二重にして練りますが、ぎゅーっと潰すとラップにこびりついて練りにくい上に拡がって乾燥しやすくなるので、なるべく粘土を潰さず厚みを持たせたまま、二つ折りにしていくように練ります。

リング用のサイズ取り

サイズゲージで測り出来上がりサイズを決めます。木芯棒で作業する場合は、まずサイズ棒でプラス3号のところにトレーシングペーパー(あればステンシルぺーパー)を巻き、木芯棒に移します。ただし、幅の広いリングを作る場合は木芯棒では上下のサイズ差が出てしまうので、リング芯材を使用することをお勧めします。これは短いので持って作業しづらいのですが、慣れると便利なので使ってみてください。

乾燥

乾燥は十分に行って下さい。不十分ですと、修正中に折れ易いですし焼成中に破裂したりすることがあります。ドライヤーなら30分位、自然乾燥なら1日位です。ドライヤー乾燥の際は、効率を高めるためにフタの付いた箱を使うといいでしょう。始めの5分で粘土表面を乾燥させ、後は木芯棒からはずして中までよく乾燥させます。木芯棒が熱いとリングが抜けにくいので少し冷ましてから折らないように抜きます。

修正

焼く前に作品のアラを消しておきましょう。粗い紙やすり(#320位)や棒やすりでおおまかにヒビを消したら、スポンジやすりの細かいもので削り跡を消します。
リングの場合は、内側もきれいにします。特につなぎ目は残るとみっともないので、削るだけでなく粘土で埋めたりして消します。
全体に細かいヒビが入った場合は、削ったらハケ等で粉を払って確認して下さい。消えたように見えるだけの事がよくあります。

焼成

電気炉の場合。私は作品の型くずれを防ぐためにアルミナ粉とアルミナBOXを使用しています。温度の急上昇も防げるのでこれが一番失敗がない方法だと思います。リングサイズをプラス3号で焼く場合は、750℃になってから5分ですが、しっかりと焼くのが好きな私は850℃で20〜30分放置します。もちろん粘土の収縮も最大限までいきますので、リングならプラス6号。内側をしっかり削ってきれいにするため7号位は縮む計算です。この方が丈夫できれいな作品ができるんですよね。

PMC3シルバーポットを使う場合。シンプルな作品であれば問題なく焼けますので手始めにと思う方にお勧めです。使用できる粘土はPMC3で20g以内、4p四方以内。焼成時間は固形燃料の燃え尽きるまで約15〜20分です。リングならプラス4〜5号で作った方がいいでしょう。

磨き

手で磨く場合。やすりの番数の小さいものから大きいものへ、が基本です。#320〜#2000位までかけてから磨きへらで表面を潰すようにして鏡面にします。シルバークロスなどで仕上げると顔が映る程きれいになります。コツはやすりを力を込めてかけることです。

リューターで磨く場合。

いろいろと種類が豊富で何を使ったらいいものやら悩むのがリューターのポイントです。最低限あればいいかなと思うのが、コーン(サンドペーパー#400位)と黒、青、赤紫、茶、青緑。順番もこの通りです。コーンやロールサンダーでしっかりとよけいな傷を落としてからシリコンポイントで磨きましょう。細かい模様のすき間などには円盤型の3Mラジアルブリッスルディスクなどがお勧めです。

基本を押さえたら実際に作ってみましょう!